2.1 概要

 大型ヘリカル装置(LHD)では平成10年3月31日にファーストプラズマの点火に成功し、その後引き続き平成10年5月13日まで第1サイクルのプラズマ実験が行われた。第1サイクルのプラズマは84GHzと82.6GHzのジャイロトロンを用いた第2高調波による電子サイクロトロン共鳴加熱(ECH)によって生成された。第2サイクル・プラズマ実験は、平成10年9月16目にECHプラズマを生成するところから開始され、中性粒子ビーム入射(NBI)による加熱実験、イオンサイクロトロン共鳴周波数(ICRF)による加熱実験等を行い、平成10年12月18目に終了している。
加熱装置の調整・整備は主に各実験サイクル間の保守点検期間に進められ、平成11年7月13日から平成11年12月14目まで行われた第3サイクル・プラズマ実験では、最終的に表2-1に示したような加熱条件が達成されている。NBIによる最大入カパワーは4.2MWで、典型的な加速電圧は155keVに達している。また、ICRFとECHでもMW級の最大入カパワーを実現している。第1及び第2サイクルのプラズマ実験は従来の計画どおり1.5Tで行われたが、第2サイクル終了前の数日間は試験的に2Tを超える領域で行われた、第3サイクルは、主に磁気軸位置Rax=3.6mで2.75Tの磁場を用いてプラズマ実験が行われた。第3サイクルの終了前には、Rax=3.6mで2.9Tとこれまでで最も高い磁場でプラズマ実験を行うことに成功している。
本報告では、第3サイクル・プラズマ実験で得られた成果を主に示す。

表2-1 実験条件

Magnetic Field 2.9T at Rax=3.6m
ECH Power 82.6+84GHz
168GHz
0.58MW for 0.6s
0.45MW for 0.3s
NBI Enrgy 155keV
Power 4.2MW for 3s
0.6MW for 80s
ICRF Power 1.5MW for 5s
0.85MW for 68s



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