2.6 磁気面計測

 真空磁場での磁気面計測は、第1及び第2サイクルの終了後に、電子ビームと蛍光メッシュを用いて行われた。第1サイクル終了後は、Rax=3.75mでBt=0.0875Tと0.25Tで計測を行い、入れ子構造の磁気面が存在しその形状が計算結果と一致することを確認している。更に、この実験でBt=0.0875Tの場合、最大で約13cm幅のm/n=1/1のアイランドと数cm幅の2/1のアイランドが見いだされた。
これらのアイランドは、地磁気を計算に入れて得られたm/n=1/1と2/1のアイランドの幅及びポロイダル方向の位相が実験で得られたものとほぼ一致したことから、地磁気による不正磁場によって形成されたもので、コイルの設置誤差等による不正磁場は小さいと思われた。
しかし、第2サイクル終了後に、Bt=2.75T、Rax=3.6m等の磁場配位を用いて行われた磁気面計測では、m/n=1/1の場合、2mmのコイルの許容設置誤差で生じるアイランドの幅の約2倍の幅を持つアイランドが発見されている。発生原因は現在解析中であるが、コイルの設置誤差、電流供給部の影響、強磁性体の存在等によるものと思われる。これらのアイランドはローカルアイランドダイバータ(LID)コイルを用いて同時にほぼ消去できること、残ったアイランドもコイルの許容設置誤差で生ずるアイランドより小さくLHDに必要とされる磁気面精度を確保できること等が磁気面計測時に実験的に示されている。
第3サイクルのプラズマ実験で、アイランドがプラズマに与える影響をLIDコイルによる補正の有無で調べたところ、プラズマパラメータに殆ど違いはなく、アイランドのプラズマパフォーマンスに対する影響は小さいことが確認された。




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