3.1 第3サイクル実験における装置試験成果の概要

 LHDに関する装置技術グループの試験は、LHD初期冷却、装置技術試験、プラズマ実験用励磁試験、昇温に分類される。第3サイクル実験における初期冷却期間は1999年6月10日から7月6日までの27日間である。7月7日の第1ステージ励磁試験から始まり、各種プラズマ実験を行い、12月17日の第4ステージ励磁試験の後、2000年1月21日の昇温終了をもって、平成11年度の第3サイクル実験を完了した。年始の休日には低温システムの運転を停止したので、延べ昇温期間は1箇月を越えている。

 表3-1に第3サイクル実験で行われた励磁試験の項目を示す。これら多くの装置試験のうち、緊急減磁時の発生電圧、電磁力支持構造物の歪、ポロイダルコイル(PC)の励磁特性、ヘリカルコイル(HC)の励磁特性、およびその特性分析について以下に報告する。

表3-1 第3サイクル実験における励磁試験項目

第1ステージ励磁試験
1999年7月7日

8日
#1-oモード2.0T(R=3.75m)励磁
#1-bモード1.5Tからの緊急減磁(時定数30s)
#1-oモード2.5T励磁。#1-bモード1.5Tからの急速減磁(時定数300s)
第2ステージ励磁試験
1999年7月21日
22日
#1-oモード2.72T励磁(HC電流11.33kA)
#1-dモード2.80T励磁(R=3.60m, HC電流11.20kA)
第3ステージ前半励磁試験
1999年8月5日
6日
IVコイル単独励磁(IV電流15.6kA)と交流損失測定
#1-dモード2.85T励磁(HC電流11.40kA)
HCブロック電流移送(#1-oモード0.5T、時定数10s)
第3ステージ後半励磁試験
1999年8月24日

25日
H∞電源制御試験(0.5T)。プラズマ電流制御試験(0.2T)
HCブロック電流移送(#1-oモード0.5T、時定数1s)
#1-dモード2.85T低速励磁での構造物歪測定
IVコイル単独の交流損失測定(高速励磁46A/s)
プラズマ関連試験
1999年9月9日
10月1日
13日
11月30日


12月3日
#1-dモード2.90T(R=3.50m)励磁(HC電流11.27kA)
NBI長時間放電によるHCブロック電流への影響の測定
#1-dモード1.52T(R=3.60m)でのγ変化中のHCバランス電圧測定
HC電流グレーデイングによる#1-dモード2.912Tでのノーマル発生消滅、
2.910Tへの超伝導状態での励磁。
2.893Tでの最初のプラズマ実験。
最大磁場2.900Tでのプラズマ実験
第4ステージ励磁試験
1999年12月15日



16日
17日
#1-oモード2.74T励磁(HC電流11.41kA)
#1-dモード1.52Tでのγ変化中のHCバランス電圧測定
HC電流グレーデイングによる#1-dモード2.911Tでのノーマル発生消滅
HC,PCの交互磁場変化試験。ブラズマ電流制御試験(1.5T)
IVコイル単独の交流損失測定(IV電流15.6kA、高速励磁46A/s)
H∞電源制御試験(1.5T)
ISコイルの極性切替、単独励磁(IS電流15.3kA)、交流損失測定



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