3.3 電磁力支持構造物の歪

 通常の励磁速度0.1T/min.でコイルを励磁すると、渦電流によってHC容器や電磁力支持構造物の温度は0.05〜0.2K上昇し、電磁力支持構造物の表面に温度分布が生じる。このため構造物の表面に貼付した歪ゲージの測定値は温度差による見掛け歪を含み、若干不正確になる。この影響を少なくするため低速度で励磁し、電磁力支持構造物の内側と外側の赤道面上の位置(図3-1)での歪測定を行った。その測定結果の平均値を応力換算した結果を図3-2に示す。図において横軸は有限要素法を用いた計算値、縦軸は10点での測定値の平均値であり、両者は良く一致している。LHDの構造設計では電磁力による変形が第1期で2mm以下となるように、高い剛性を持たせた。今までに得られた応カの最大値は約40Mpaであり、応力的には余裕のあることが歪測定によって確認された。

図3-1 コイルと電磁力支持構造物の構成 図3-2 電磁力支持構造物の赤道面の応力



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