4.1.1 はじめに

 LHDにかかわる理論研究は、多次元の不均一・非対称性を持つプラズマに関する理論にさまざまなチャレンジを持ち、LHDプラズマの理解に様々な寄与をもたらしている。そして閉じ込めプラズマの理論研究の向上をリードしている。ここではいくつかの例をあげながら、LHDの理論データ解析の一端を紹介する。

 理論データ解析の研究では、非平衡プラズマの物理を推進するとともに実験観測に物理的理解を提供し改善の方策を提案する事であり、そうした研究を通じトロイダル・プラズマの総合的理解に資する事を目指している。この研究所の研究理念のひとつである、理論・シミュレーション研究にたいしても大きな寄与を持つ。それらについては、4.2節に説明する。

 複雑多岐な閉じ込めプラズマを描く理論と実験の交流をはかり、実験結果の理解への応用を進める時に、理論の発展の段階に応じて多種の状況がある事をまず注意したい。(a)研究手法が成熟した場合、すなわち、モデルに対する理論解析の方法が確立しそのモデルが妥当な応用例を持っており、具体的適用が求められる場合がある。次に(b)モデルの解法は確立しており、モデルが妥当であるような応用例を探すことが課題の場合があり、更には(c)モデルの構成と解法を模索することが研究である場合、などに区分できよう。それぞれの研究発展段階に留意しつつ、理論データ解析研究系では理論研究を展開している。こうした研究の成熟度に注意しながら以下に代表的な例を紹介する。




戻る




Copyright © 1995-2018 National Institute for Fusion Science. All rights reserved.

このページに関するお問い合わせは までお願いします。