5.5 CHSの土岐サイト開発実験棟への移転

 1999年3月末に東山サイトでの実験を終了した。同年8月からCHS本体、加熱、計測機器の移転を始め、同年11月にはECR放電洗浄プラズマを生成し、2000年1月下旬にはジャイラトロンを用いたECHプラズマ実験を再開した。2月にはNBIを入射する予定である、移転に伴い、将来の後継装置を想定して電源を更新した。また、NBI入射パワーの増力を図るべく、2基のNBIの内1基のビームラインを更新するとともに、2基の入射方向をbalanced-入射から双方ともco-入射に変更した。
一方、計測装置については、分布計測のより一層のアクセスの向上を図るため、従来から2次元スキャンが可能であったFNAに加えて、DNB, pellet injectorの水平方向のスキャンを可能にした。小型装置の機動性を活かし、LHDと相補的な実験を行う予定である。

5.6 CHS後続装置の検討

 CHSの後継装置の検討を1995年から行っている。繕果として、CHSの延長路線である低アスペクト比に加えて平行粘性の小さい準軸対称ステラレータ(CHS-qa)を選択し、その検討を鋭意進めている。ここ1,2年においてCHS-qaの物理及び工学設計が大きく進展した。物理設計としては、配位の最適化の評価基準として、local ballooning stabilityの評価を追加し、MHD安定性から与えられるべータ値限界のさらに高い設計を行えるようになった。また、この評価により同時にShafranov shiftを小さく抑えることが可能になり、平衡限界も高く設計することが可能になった。
この最適化法に基づいて、アスペクト比を更に小さくする設計を行い、アスペクト比3.2の配位により、平均べータ値で5%まで達する安定性を、トロイダル電流がゼロの平衡に対して得ることができた。また、実験装置に対する工学設計としては、磁場強度1.5テスラ、大半径1.5mの装置パラメータに対して、モジュラー・コイル、ポロイダル・コイル、トロイダル・コイルの総合設計を行い、強度解析に基づいた装置デザインを完成させた。真空容器の設計も同時に行われている。




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